バックナンバー
・お話し1 姿勢を正しく
・お話し2 お香を焚いてみよう
・お話し3 お彼岸
・お話し4 お花を供える
・お話し5 庭の草引き
・お話し6 御飯を供える
・お話し7 水を供える
・番外編 瞑想体験談
・お話し8 「子安薬師の御霊験」
・お話し9 『般若心経』を唱えてみよう
・お話し10 戒律を守る
・お話し11 智慧の灯り
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お話し6・「御飯を供える」
私事ですが、先月大きな御祈祷をお勤めさせていただくにあたり一週間の断食行をしました。開始後三日目ころが疲れのピークで頭や身体が重く感じましたが、これを過ぎると精神が研ぎ澄まされ集中力が増し、本番の御祈祷では一瞬の雑念もなくお祈りする事ができました。と同時に毎日何不自由なく食事できる事の有り難さを実感したのです。
さてお寺では毎朝、自分たちが食事をする前に、仏さまへ炊きたての温かい御飯をお供えします。天地の恵みを先ず仏さまに感謝するのです。最近、学校給食に関して保護者から「ウチはキチンと給食費を払っているから子どもに【頂きます】なんて言わせないで」とクレームがあったとか聞きました。こんな「食物は俺が稼いだ金で買ってやっている」という思い上がった発想を抱くのでなく、私たちは「天地の恵みを買わせて頂いている」と感じるべきなのです。食事をとると心身ともに充実して安らぎます。この全て安定した姿を禅定と言います。その安らぎの中で正しく思考して正しい行動に励みたいものです。
2008.6.5 |