お話し3・「お彼岸」
次第に暖かくなってきましたね。厳しい寒さも和らいで過ごし易くなったこの時期、お彼岸を迎えて家族揃ってお墓参りに出かけられる方も多いことと思います。
ところでお彼岸とは、本来お墓参りを指す言葉ではありません。
「彼の岸」、苦しみの河を越えた向こう側、つまり仏さまの世界を意味します。煩悩や迷いの離れた世界、悟りの境地を意味する言葉なのです。反対に私たちが住む欲望の渦巻く世界を、こちら側の岸という意味で「此岸(しがん)」と呼びます。
穏やかな春や秋の日に訪れるお彼岸とは、日々の平穏を御先祖様に感謝すると同時に、「私たち自身も仏さまのような穏やかな心境で過ごすために精進しましょう」という期間であると捉えるべきです。
仏さまのように穏やかに過ごす第一歩は、先ず周囲の人に笑顔を施すことです。一日五分間でも意識して穏やかな笑顔で過ごしてみましょう。きっと自分も周囲も幸せに過ごせますよ。
2008.3.7 |