お話し2・「お香を焚いてみよう」
家庭の仏壇で日々お勤めする時やお墓参りなどで
よく用いられる御供物に焼香があります。
最近の線香には様々な香りのものがありますが、
私は昔ながらのお香の薫りが好きです。
古代インドに於いて芳香は、
灼熱の中を訪ねてきた客人に対して最高の持て成しだったのです。
転じて仏様の御供養にも用いられるようになりました。
当山では毎朝のお勤めで沈香(じんこう)というお香を焚いて
清々しい薫りに包まれながら瞑想し祈念しています。
ところで皆さんもお墓など屋外でお供えするとき、
ロウソクの炎は風などですぐに消えてしまいますが、
線香の炎はどんな強風に煽られても消えないという
体験をした事があると思います。
このように焼香は、どのような困難に立ち向かっても
挫折する事のない「精進」の姿を象徴するものでもあるのです。
毎日のお勤めで一つまみ、こだわりのお香を焚いてみるのも
心洗われるものですよ。
2008.2.8 |